南イタリア旅行記
本文へジャンプ 2001年4月30日 

 

agriturizumo "Villa Chench"へ。

シチリア周遊に続き、二度目のイタリア旅行という事で、私の「秘境熱」は更に高まっていった。「『はじっこ』に行けばまた何か面白いものがあるのではないか?」と、今度はイタリアの踵(かかと)、プーリア州を目指すことにした。丁度「冷静と情熱の間」がブレイクしていて、たくさんの日本人がフィレンツエに押し寄せていたけれど、ニッチなプーリア州なら
静かな滞在ができそうだなと思った。

マルペンサからブリンディシ(プーリア)への乗り継ぎはとても長く、空港のカフェテリアでペンネとワインの軽い夕食をとることにした。乾燥しているせいか、イタリアで食べるニンニクたっぷりのパスタとワインはかなり美味しい。空港のカフェテリアでも、ここは西麻布のレストランかなあと思うくらい美味しい(大袈裟?)。そして、サービスも明るい。そんなわけで、マルペンサ空港の中で私はかなり飲んでしまったし、ブリンディシ行きの飛行機でスチュワーデスのお姉さんに勧められさらにもう一杯飲んでしまった。ブリンディシから飛行機でおりる頃にはかなり気持ち悪く...。最近機内ですすめられてつい飲みすぎてしまい問題になる日本人が多いというけれど、ホント気をつけた方がよいなと思った。


プーリア州初日は、貴族の荘園を改造したというAgrizurizumo"Villa Chench"を予約していた。"Villa Chench"は、Brindisiから電車で数十分程度のシステルニーノという町にある。飛行機が遅れたこともあり、到着した頃にはもう終電が終わっていたので、タクシーを使うことにした(かなり長距離になるので、行かれる方は電車使った方がいいですよ)。運転手は喜びの意思表現か、空港のカフェで出発前にカプチーノをおごってもらう。イタリアのタクシードライバーは長距離になるとなぜか出発前か途中でカプチーノをおごってくれる。そしてドライバーはものすごくよく話す。言葉が通じなくてもどんどん話すし、とにかく明るいのでなぜか通じてしまうから不思議だ。

システルニーノは、本当に郊外の郊外、見渡す限り何にもないところにあった。おまけに"Villa Chench"の看板は公道から一本入った田道の様なところに小さな看板があるだけで、何度も通りすごしてしまった。ようやく見つけて入っていくと、元貴族の荘園だけあって本当に立派なお屋敷と庭があった。

通された部屋は一人にはちょっと広い部屋だけど、なんだか寒い。イタリアの宿は一度通された部屋を駄目だししてもいいんだっけと思い相談すると、トゥルッリ(プーリア地区、特にアルベロッロに代表される、石を積み重ねた円錐状の家)の部屋に移してくれた。「具合が悪いのか?」と、温かいカモミールティーも出してくれた。イタリアの田舎は人が親切だなあ。トゥルッリは石の家なので寒いのかなと思ったけど、意外にとても温かい。楕円形の天井が不思議に癒しを誘う。「寒くて人も冷たいニューヨークに行かなくてよかったんだよ」と、自分に言い聞かせてぐっすり眠った。

<Villa Chenchiの連絡先>
VILLA CENZI
72014 Cisternino, BRINDISI
Tel&Fax: (080)4448208
toto@energi.it

 
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