シチリア旅行記
本文へジャンプ 2000年5月5日 

 

Ripositoの駅で。

農園ではエトナ山を眺める事以外に何もないので、駅で電車に乗ってタオルミーナまで行ってみることにした。農園の次はタオルミーナに行く予定だったので、ホテルの下見がてら夕食でも食べてこようと思った。

はりきって駅まで行くと、駅員さんがとても残念そうに「今日はフェスタ(祝日)だよ」と言っていた。イタリアに行った人なら常識らしいのだけれど、フェスタになると電車の本数が3分の1くらいに減ってしまうのだそうだ。Ripostoはとても小さな駅なので、その日は3回くらいしか電車が止まらない。うなだれる私に駅員さんたちは、私を慰め、次の電車が来るまでの2時間の間、話し相手になってくれた。イタリア人は少しくらい言葉が通じなくても明るくどんどん話す。ジェスチャーが大きい事もあってか、イタリア語が分からなくてもなぜか通じてしまうのが不思議だ。

タオルミーナの駅はTaorumina-Jardiniという名前だった。タオルミーナとは駅から15分ほど上った断崖絶壁の上のことで、駅の近くは、本当はジャルディーニ・ナクソスという街なのだそうだ。タオルミーナは映画にも出てきたのであまりにも有名だけれど、イタリア留学中の友人が「滞在するならかわいくて静かなジャルディーニ・ナクソスの方がいいよ」と言っていたのを思い出した。

ヨーロッパ人は高いところが好きだというけれど、タオルミーナの断崖絶壁は本当にすごい。実は私は高所恐怖症なのだけれど、それでもじっと見入ってしまう程景色はすばらしかった。ホテルやレストランも他のシチリアの地域とは比べ物にならない程洗練されている。それだけに値段も恐ろしく高い(涙)。今までの土地の紹介だと、シチリアは何もかも安い様に聞こえてしまうかもしれないけれど、タオルミーナだけは別格で、レストランは2倍くらい、ホテルは3倍くらいの値段だった(!)。友人のすすめ通り、やはり宿はジャルディーニ・ナクソスにしよう、と固く決心する。

タオルミーナについた頃には日が暮れてしまったので、夕食だけ食べて農園に戻ることにする。神殿はみれなかったけれど、またナクソスから日帰りでくることにしよう。



 
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