シチリア旅行記
本文へジャンプ 2000年5月2日 

 

パレルモへ。

シチリアへはイタリア本土から飛行機で入ることになる。シチリアだけで一週間の滞在期間があったので、北部のパレルモから入り、ぐるっと一周してカターニャから出ることにした。

パレルモの空港に着くと、5月だというのに真夏の熱気がたちこめていて、ここはヨーロッパの南端なんだなということを実感する。タクシーの客引きなどもなくのんびりと時間が流れていた。シチリア島では「ブルマン」というバスが発達していて、首都のパレルモからほとんどの地域へ直通の高速バスが出ている。とりあえずバスターミナルへ行こうと町の中心部へむかった。

パレルモへ来て驚いたのは、とにかく救急車がよく走っていること。はじめは「マフィアの抗争で人が撃たれるからかな」と思ってしまったが(同じ誤解をする日本人がとても多いらしい)、実は交通事故の多発が原因のようだった。イタリア人は運転中もとてもよく話す。話が盛り上がるとちゃんと相手を見て相槌を打ってくれて前を見てなかったりするので、事故らないかと本当に冷や冷やする。携帯で話しながら運転したり、道も細かったり、歩行者の信号無視も多かったりといろんな理由でとにかくよく事故るのだそうだ。


中心部のバスターミナルへ着くと、まずは西側を目指そうと北西の街「トラパニ」行きの切符を買った。シチリアのブルマンは日本の高速バスくらい快適で冷房もきいているけれど、「パレルモ〜トラパニ」が一時間半程度で1000円弱くらいととても安い。便も多く、発達しているので、個人旅行者天国だなあと思った。

トラパニ行きのバスは夕方の便だったので、ひとまずバスの時間までランチをとったりパレルモ市内を散策したりすることにした。ランチはバスターミナルのそばに美味しそうな魚介類を並べた食堂があったので、一先ず飛び込みで入ることにする。地元の人が利用している様なところだったけれど、パスタもワインも日本では味わったことがないくらい美味しい。魚介が新鮮だし、乾燥した気候にニンニクがとてもよくあっている。ワインも北部イタリアにはない荒々しさがあり、魚介料理にうまくマッチしていた。このシチリア料理の素材の新鮮さは後に行った帰りがけによったミラノでは味わえないものだった。おまけに値段がとても安く、パスタとオードブル、白ワインで合計1000円程度。シチリア料理は美味しいのに安く、食道楽天国だなあと思った。



 
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